【導入事例】ブラウンフォーマンジャパン様

導入前の課題

米国本社の方針により、日本法人でも通信インフラの刷新が必要に。従来の電話網では本社仕様に対応できず、技術要件と丁寧な対応を兼ね備えた信頼できるパートナーを探していた。

導入の効果

新オフィスへの移転直後から安定した通信環境を実現。東京03番号やフリーダイヤルも即座に開通し、グローバル仕様との整合性も確保。導入後のやり取りもスムーズで、信頼に応える体制が整った。

LIPSE SIPトランク導入ストーリー

海外本社の方針に沿って、日本でも刷新が必要に

世界中で親しまれているウイスキーブランド「ジャック・ダニエル」や「ウッドフォードリザーブ」などを展開するブラウンフォーマン。その日本法人であるブラウンフォーマンジャパン様では、米国本社が掲げた方針に従い、国内の電話システムにも新たな仕組みが求められていました。
従来の電話網では対応できず、日本でも本社と同じ仕様で通信ができるようにする必要がありました。

一番の悩みは「話が通じる相手が見つからない」ことだった

いくつかの業者と連絡を取りながら比較を進めていく中で、技術的な条件をクリアできる会社は限られていると分かってきました。また、細かい相談や仕様のすり合わせが必要な中で、「こちらの立場や状況を理解しながら提案してくれるかどうか」が大きな分かれ目になったそうです。

その中で最終的にお選びいただいたのが、IPS PROが提供するLIPSE SIPトランクでした。

「実際に担当の方と会って話をしたとき、こちらの状況を丁寧に聞き取り、対応してくれたのがとても印象的でした。安心して任せられると感じました」
（ブラウンフォーマンジャパン IT Global Operations 担当者様）

「ゼロからの立ち上げも、不安なくスムーズでした」

移転直後の新オフィスには、まだ電話設備も整っていない状態でした。そんな中でも、LIPSE SIPトランクを活用することで、以下のような構成をスピーディに実現できました。

• 東京03番号を、LIPSE独自のインターネット回線で提供
• フリーダイヤル（0120）は、大手キャリアの回線と連携して提供
• 本社と同じ通信仕様を、そのまま日本でも実装可能に

設定後の通信は安定しており、海外との連携も問題なく稼働。技術的な心配も杞憂に終わったそうです。

「空っぽだった新オフィスに、必要な通信機能がそろい、すぐに業務を始められました。何の違和感もありませんでした」（ブラウンフォーマンジャパン様）

決め手になったのは、“この人たちなら”という信頼感

導入を決定づけたのは、技術や価格ではなく、「きちんと相談できる相手がいる」という安心感だったそうです。

仕様が複雑になるほど、信頼できる担当者の存在は大きな価値になります。メールの返答が早い、ちょっとした質問にも丁寧に答えてくれる、社内に説明する資料の相談にも応じてくれる。そうした細かな積み重ねが、「一緒に進めてよかった」という気持ちにつながります。

「信頼できる人と進めると、判断も自然と正しい方向へ向かう」
（Thaler, R.H. & Sunstein, C.R., Nudge, Yale University Press, 2008）

LIPSE　by IPS PROチームからのメッセージ：いまのやり方に少しでも不安があるなら…。

「特に問題が起きていないから、変えなくてもいいかもしれない」と思う方もいるかもしれません。でも、いざという時に困らない仕組みを今のうちに整えておくことで、将来の安心が変わります。

今回のように、「本社の方針だから」という外からの要請がきっかけだったとしても、その判断が思いがけない快適さにつながることもあるのです。

「たとえ今すぐには意味が見えなくても、後になって“あれでよかった”と思えるような選択はある」
（カーネマン他『ノイズ――組織はなぜ判断を誤るのか』早川書房, 2022）

通信の仕組みを変えるというのは、大きな決断に感じるかもしれません。でも、相談から始めてみるのなら、大きな負担はかかりません。
もしご不明な点や不安がありましたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。私たちはその一歩を、しっかりと支える準備ができています。

引用文献（SIST-07形式）
カーネマン, ダニエル 他（2022）『ノイズ―組織はなぜ判断を誤るのか』早川書房
ターラー, R. H., サンスティーン, C. R.（2008）『実践 行動経済学 ナッジ！』Yale University Press