ナビダイヤルの代替サービスとは?ナビコールとの違いを比較

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ナビダイヤルの代替サービスを探すとき、単に「0570番号を取得できるか」だけで比較すると、自社の電話環境に合わないサービスを選ぶおそれがあります。確認すべきことは、通話料だけでなく、着信先として利用できる回線、標準機能、AI電話・ボイスボットとの接続方法、開通までの期間などです。

また、ナビダイヤルを見直すからといって、必ずしも0570番号そのものをやめる必要はありません。0570の全国共通番号を維持しながら、異なる接続方式や機能を持つサービスを選ぶ方法もあります。

その選択肢の一つが、アイ・ピー・エス・プロが提供する「ナビコール」です。ナビダイヤルが指定された電話回線・IP電話回線を着信先として利用するのに対し、ナビコールはSIPトランクを利用してIP-PBXやAIコールセンターシステムなどへ接続する構成が特徴です。

どちらが一律に優れているということではありません。現在利用している電話回線を生かしたいのか、今後SIP・クラウド・AIを活用した構成へ移行したいのかによって、適したサービスは変わります。本記事では、ナビダイヤルとナビコールの違いを、料金・回線・機能・AI連携・導入期間などの観点から比較します。

目次

代替サービスの選び方|着信先と将来構成で比較する

既存の対象回線を活用し、地域・時間帯・発信番号などに応じた細かなルーティングを重視する場合は、ナビダイヤルが有力です。SIPトランクを使ってIP-PBX、クラウド型コールセンター、AI電話・ボイスボットへ直接つなぎたい場合は、ナビコールが比較候補になります。

料金だけで決めるのではなく、まずは次の三点を確認しましょう。

 ナビダイヤルとナビコールの比較表

比較項目ナビダイヤルナビコール
提供事業者NTTドコモビジネス株式会社株式会社アイ・ピー・エス・プロ
番号全国共通の0570番号全国共通の0570番号
通話料の負担原則として発信者負担発信者負担
携帯電話からの通話料2026年9月30日まで:11円(税込)/20秒
2026年10月1日から:22円(税込)/30秒
11円(税込)/20秒
固定電話からの通話料9.35円(税込)/180秒9.35円(税込)/180秒
基本料金0570番号ごとに月額11,000円(税込)。一般回線は契約回線数ごとに1,100円(税込)が加算1番号あたり月額11,000円(税込)。初期費用は要問い合わせ
着信先・接続方式指定された電話回線・IP電話回線を着信先として利用SIPトランクでIP-PBX、AIコールセンターシステムなどへ直接接続※1
主な機能発信地域・発信番号・入力内容によるルーティング、受付先変更、話中時・無応答時迂回、各種ガイダンス、レポートなど。機能により追加料金自動音声ガイダンス、受付変更、非通知着信拒否、話中時迂回、同時接続数設定などを用意
AI電話・ボイスボット利用する音声基盤と着信回線の条件を個別に確認。中継構成が必要になる場合があるSIPトランク直結を前提に構成しやすい。利用するシステムとの接続可否は事前確認が必要
開通までの期間申込内容・回線・設定により異なるため、個別確認必要な回線と申込書類がそろっている場合、最短5営業日※2
向いているケース・既存の対象回線を活用したい
・細かなルーティングを重視したい
・実績ある全国共通番号サービスを選びたい
・SIP・IP-PBX・AI電話との接続を重視したい
・構成をシンプルにしたい
・短期間で導入したい

※1 ナビコールの着信回線はIPSPRO回線(LIPSE SIPトランク等)が対象です。他社回線からの直接接続はできません。
※2 IPSPRO回線を新規に申し込む場合は6営業日が目安です。

従来の0570サービスとナビコールのサービスの流れ

従来の0570サービス

0570ナビコールサービス

ナビダイヤルとナビコールの共通点 ― 全国共通の0570番号を提供 ―

ナビダイヤルとナビコールは、どちらも全国共通の0570番号を企業の窓口として利用するサービスです。拠点ごとに異なる市外局番を利用しなくとも、一つの番号を企業の窓口としてご案内することが可能です。

また、通話料は発信者側の負担となります。0120・0800のように企業が通話料を負担する仕組みとは異なるため、問い合わせ件数が増えても企業側の通話料がそのまま増える構造ではありません。

一方で、0570宛ての通話は携帯電話会社のかけ放題や通話定額の対象外です。顧客の対応品質向上のためにも、導入企業はWebサイトやガイダンスで有料通話であることを分かりやすく案内し、フォームなどの無料導線も併設する必要があるでしょう。

着信先にできる回線と接続方式の違い

ナビダイヤルは「対象回線」を着信先として登録

ナビダイヤルは、NTT東日本・NTT西日本の加入電話・ISDN・ひかり電話、NTTドコモビジネスが指定するIP電話、協定事業者の対象回線などを着信先として利用します。利用中の回線事業者やサービスが対象かどうかは、契約前の確認が必要です。

既存の対象回線を生かしながら0570番号を追加したい企業にとっては、実績と選択肢の多いサービスです。

ナビコールは「SIPトランク」で音声基盤へ接続

ナビコールは、SIPトランクでIP-PBXやAIコールセンターシステムへ直接着信させる構成を特徴としています。指定キャリアの契約や対応機器の制約を受けにくく、電話システムのIP化やAI応対を進めたい企業に適しています。

実際の接続可否は利用するPBX・クラウドサービス・AI電話の仕様によって異なるので、導入前に構成を提示し、相互接続の確認を行ってください。

 標準機能とオプション料金の違い

ナビダイヤルは、ルーティング、ガイダンス、話中時・無応答時の迂回、レポートなど、幅広い機能を組み合わせられます。ただし、基本料金に含まれる機能と、月額料金が追加される機能があります。必要な機能を先に決め、同じ条件で見積もることが重要です。

ナビコールは、自動音声ガイダンス、受付変更、非通知着信拒否、話中時迂回、同時接続数設定などを用意しています。

比較時は、単に機能名の有無を見るのではなく、自社の運用で必要な設定が標準範囲に含まれるか、変更時に費用がかかるかを確認しましょう。

AI電話連携・ボイスボット連携での違い

AI電話やボイスボットを導入する場合、重要なのは番号の種類よりも、音声をどの経路でAI基盤へ届けるかです。

ナビダイヤルでもAI電話と組み合わせられる可能性はありますが、利用するAI基盤が要求する回線種別とナビダイヤルの着信条件が一致しない場合、中継用の回線やPBXが必要になります。構成が増えるほど、費用、設定箇所、障害時の切り分けも増えます。

ナビコールはSIPトランク直結を前提にしているため、SIP対応のIP-PBXやAIコールセンターシステムと構成を組みやすい点が違いです。AI連携を目的とする場合でも、番号サービスを先に契約せず、AI基盤の接続要件を確認してから選ぶ順番が安全です。

SIPトランクの仕組みを詳しく見る

2026年10月通話料改定後の通話料の違い

ナビダイヤルの携帯電話からの通話料は、2026年10月1日に改定されます。現行の11円(税込)/20秒から、22円(税込)/30秒へ変更されます。企業側の基本料金が変わる改定ではありませんが、発信者の負担感には影響します。

ナビコールは、改定後も固定電話から9.35円(税込)/3分、携帯電話から11円(税込)/20秒です。(料金は改定される場合があるため、導入時には最新の見積書・資料で確認してください。)

 ナビダイヤルが向いている企業

  • 現在利用している対象回線を活用したい
  • 発信地域、時間帯、発信番号、入力内容などに応じて細かく振り分けたい
  • 全国共通番号サービスとしての導入実績や豊富なオプションを重視する
  • AI・SIP直結より、既存の有人窓口や拠点間振り分けを優先する

ナビダイヤルは、長年利用されてきた全国共通番号サービスです。自社の条件に合う限り、代替サービスへ変えること自体を目的にする必要はありません。

ナビコールが比較候補になる企業

  • SIPトランクを利用してIP-PBXやクラウド型コールセンターへ接続したい
  • AI電話・ボイスボットの導入を予定している
  • 話中時迂回や受付時間変更など、必要な機能をまとめて利用したい
  • 新しい0570窓口を比較的短期間で立ち上げたい

特に、今後の電話システムをSIP・クラウド・AI中心に構成する企業では、番号と音声基盤を直接つなげられるかどうかが、長期的な運用コストを左右します。

 選定前のチェックリスト

  • 現在の電話回線・PBX・コールセンターシステムを一覧化したか
  • 将来導入するAI電話・ボイスボットの接続方式を確認したか
  • 必要な同時接続数と繁忙時の着信数を把握したか
  • 話中時・無応答時の迂回先を決めたか
  • 必要機能が標準かオプションかを同じ条件で比較したか
  • 通話料が発信者負担であることを案内する導線を設計したか
  • 開通後の設定変更方法と所要日数を確認したか

比較をするときの進め方

① 現在の構成を整理する

電話番号・回線事業者・回線種別・PBX・同時接続数・着信件数を一枚にまとめ、現在の構成を確認します。

② 将来の運用を決める

有人中心か、AI一次対応を導入するか、複数拠点へ振り分けるかを決めます。

③ 同じ条件で見積もる

基本料金だけではなく、着信回線、必要機能、工事費、中継構成、設定変更費まで含めた総額で比較します。

④ 接続試験と運用確認を行う

特にSIP・AI連携では、契約前に接続条件を確認し、可能であればテスト環境で音声品質や着信動作を検証します。

よくある質問

ナビコールはナビダイヤルと同じサービスですか?

同じ0570番号を提供するサービスですが、提供事業者と接続方式、料金、標準機能などが異なります。ナビダイヤルはNTTドコモビジネス、ナビコールはアイ・ピー・エス・プロが提供します。

ナビダイヤルからナビコールへ番号をそのまま移せますか?

申し訳ございませんが、現在ご利用中のナビダイヤル番号をそのままナビコールへ移行することはできません。ナビコールをご利用いただく場合は、新規の番号発番が必要となります

ナビダイヤルはAI電話に使えないのですか?

一律に使えないわけではありません。利用するAI基盤の回線要件と着信構成によっては連携できます。ただし、中継回線やPBXが必要になる場合があるため、構成と総費用の確認が必要です。

料金だけならどちらが安いですか?

基本料金だけでは判断できません。着信回線数、必要なオプション、SIP中継の有無、設定変更費、開通工事などを含めた総額で比較してください。

 まとめ|代替サービスは「目的に合う構成」で選ぶ

ナビダイヤルとナビコールは、どちらも全国共通の0570番号を提供しますが、着信先と接続方式に大きな違いがあります。

  • 既存の対象回線と豊富なルーティング機能を活用するなら、ナビダイヤルが有力
  • SIPトランク、IP-PBX、AI電話との直接接続を重視するなら、ナビコールが比較候補
  • 料金は基本料だけでなく、回線・機能・中継・変更費を含む総額で比較する
  • ナビダイヤルの2026年10月の通話料改定も、発信者への案内設計に反映する

代替サービスの検討は、現在の不満だけでなく、今後どのような電話窓口を作るかから逆算して進めることが重要です。

ナビコールの資料で詳しい条件を確認

SIPトランク直結の0570サービス「ナビコール」について、対応する電話環境、標準機能、導入条件を詳しく確認したい場合は、サービスページと案内資料をご確認ください。現在の構成をもとに、接続可否と必要な設定を個別に確認してください。

参考情報・確認元URL

NTTドコモビジネス「ナビダイヤル|0570【公式】」 
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/navidial.html

NTTドコモビジネス「ナビダイヤル(料金)」 
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/navidial/price.html

NTTドコモビジネス「ナビダイヤル(契約条件)」 
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/navidial/contract_notice.html

NTTドコモビジネス「ナビダイヤル通話料の改定について」
https://www.ntt.com/about-us/information/info_20260210.html

LIPSE「SIPトランク直結の0570サービス ナビコール」
https://lipse.jp/0570navicall/

※料金・仕様は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトまたは資料でご確認ください。

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